てぃーだブログ › 自然・自在 in みゃーく! › 沖縄・菜園家族&コミュニティ研究会

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Posted by TI-DA at


大宜味村のTさん宅のデージな囲炉裏を囲んで

仲間と美味い酒と愉快な交流をすることが出来、感謝です!

「ブナガヤ(きじむなー)」の住むという、最高の場所で>



持ち寄ったささやかな食材を、何よりご馳走にしてくれる

「囲炉裏」の存在は凄い!


そしてお世話になったペンションからの眺望は

お天気にも恵まれ、最高であった。





いよいよ動き出した「沖縄パーマカルチャー・ネットワーク」の

前途を、島の神も「祝ってくれているようだ!




ここしばらく、市内旭川のMさんの農園で「シークワーサー」の

収穫を援農アルバイトをしている。



知り合いの若者も援農バイトに交代で駆けつけてくれている。

大自然の中で、心地よく汗をかき、みんな喜んで、楽しんでくれる。

Mさんの奥さんが用意してくれる昼食は、「大絶賛!ニコニコ

「めっちゃ、うまいねアップ」「し・あ・わ・せアップ


農家の現場を知りながら、お互いに役に立つ、

とても大切な経験をさせていただいている!




Mさんいわく、「何が良くて内地からこんなにたくさんの若者が来るのか」

不思議で、理解が出来ないらしい。

「ここは『姥捨て山』だよ」とよく言う。

しかし、そんなことはない『宝の山だよ~』と伝えると、うれしそうになる。

農家の現場に、少しでも元気を与えられ、我々も元気をもらい、互いに『HAPPY!』。


これからも、出来るだけたくさんの『農家の支援』をしていきたいと思う。



農的暮らしというのは、農家とは似ていて非なるものである。

専業農家から見れば、趣味の世界であり、遊んでいるようなものである。

好きなことを勝手にやっていると言われればその通りだが、

家庭菜園はまぎれもなく自己完結型である

与えられた娯楽施設での余暇の過ごし方とは違う。





 自己完結型の汗水は、心地よい疲れを与えてくれ、ストレスをも解放してくれる。

その結果、心身が癒されるのだ。その舞台が自然の大地であれば、生命の成り立ちからも、

DNAまでがリフレッシュされるのは当然である。

 私は近代文明を否定しない。未来文明にも希望を持つ。

ただ、自然との調和を無視した文明は、一時は栄えても必ず滅亡すると信ずる。

病気に強い遺伝子組み替え作物やクローン家畜に違和感を覚える人も多いだろう。

歪められた作物を食べなくては生きていけないとすれば、〝人類文明の勝利〟などとは言えないはずだ。

 人類が万物の霊長であったとしても、自らの生命や地球の生命を、人間本位に変えることは許されない。

それは奢りであり、地球への冒涜行為である。

 自己完結型を、仕事からも生活からも捨て去った人類は、さまよえる群衆になろうとしている。

パソコンとコンビニで幸せな人生は送れない。

コンピューター制御で時間通りにエサと水を与えられる、

バタリーのニワトリよりも、地鶏の生涯を私は選ぶ。




「いのちを削り、心病む、終わりなき市場競争

21世紀、人々は大地への回帰(レボリューション)と

人間復活の道を歩みはじめる」






「菜園家族21」より


提唱者「小貫雅男」さんの「菜園家族」に関して取り上げます。


日本は高度経済成長とひきかえに、自然とのかかわりや人間らしさを見失ってしまいました。

大人も子どもも競争社会の中で翻弄され、家族の空洞化、解体が進んでいます。

あらゆるモノとサービスをお金で買う暮らしには、不安と限界がつきまといます。

豪華客船「日本丸」には、抜本的な針路変更が必要です。

 ぼくは、21世紀の社会のあり方、暮らし方の具体的なイメージとして、「菜園家族」を提唱しています。

これは、3世代家族で菜園を基盤にした農作業中心の生活をしようというものです。

ただし、現金収入もある程度必要なので、週2日は従来型の職場に勤務する。

いわば、週休5日の菜園暮らしです。


「菜園家族」の暮らしには、創造や喜びがあり、労働は芸術に変わります。

また、人類の歴史は、人間と生産手段とが離れていった歴史でした。

この分離を見直し、再結合するのが「菜園家族」で、これは人間らしさの回復、

自然とのかかわりの回復にもつながるのです。



これからも何回かに分けて取り上げていきます。

現代の社会構造がもたらす問題を根源から見直す「気づき」になってもらえれば幸いです。



著者の小貫先生(滋賀県立大学・教授)から、わざわざ電話をいただいた。

「菜園家族物語」と「菜園家族21」を購入し、更に勉強し、根源的な社会改善に

向け、勉強してゆきたい。

今後も、感じたこと、思うことを取り上げていこうと思う。