農的ライフスタイルのすすめ

如風!

2008年10月15日 19:57

農的暮らしというのは、農家とは似ていて非なるものである。

専業農家から見れば、趣味の世界であり、遊んでいるようなものである。

好きなことを勝手にやっていると言われればその通りだが、

家庭菜園はまぎれもなく自己完結型である

与えられた娯楽施設での余暇の過ごし方とは違う。





 自己完結型の汗水は、心地よい疲れを与えてくれ、ストレスをも解放してくれる。

その結果、心身が癒されるのだ。その舞台が自然の大地であれば、生命の成り立ちからも、

DNAまでがリフレッシュされるのは当然である。

 私は近代文明を否定しない。未来文明にも希望を持つ。

ただ、自然との調和を無視した文明は、一時は栄えても必ず滅亡すると信ずる。

病気に強い遺伝子組み替え作物やクローン家畜に違和感を覚える人も多いだろう。

歪められた作物を食べなくては生きていけないとすれば、〝人類文明の勝利〟などとは言えないはずだ。

 人類が万物の霊長であったとしても、自らの生命や地球の生命を、人間本位に変えることは許されない。

それは奢りであり、地球への冒涜行為である。

 自己完結型を、仕事からも生活からも捨て去った人類は、さまよえる群衆になろうとしている。

パソコンとコンビニで幸せな人生は送れない。

コンピューター制御で時間通りにエサと水を与えられる、

バタリーのニワトリよりも、地鶏の生涯を私は選ぶ。

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